小諸通信 (8)
この前通信を出したのはまだ夏の始め頃だったと思います。何だか気ぜわしくゆとりの無いままに何時しか夏は過ぎて今わが家の周囲は唐松の黄葉盛りです。残念ながら気候のせいか昨年ほどは綺麗ではないようです。
此の夏は遊びに来る人も少し少なく成ってそのかわりよくアチコチへ出かけました。福島、飯田。新潟へは2度いきましたし幸子は2度福島へといろいろな人達と出合を楽しみました。
夏の暑さがどうも疲れになって残ってしまったようで毎日帰ってくると何も出来ずただ飯喰って寝る、だけの人生さ、と言う案梅ちと情けない。
いまはあの臭い亀虫に毎日なやまされています。家に帰るとすぐに二人して水を半分程入れたフラスコを手に亀取りまなこで家の中をあるきまわるという知らない人が見たらその不気味さに鬼気迫るものを感じるに違いない状況です。
何しろ少なくなったとは言え毎日200匹位いはとっているけどその臭さといったらたまったものではないのです。これだけ毎日この臭い臭いを嗅がされるともう臭い依存の状態で臭いを嗅がないと1日が始まらないし終わらないのです。
まあこれが、自然の中で暮らすと言う事なのだと納得してはいるもののなかなかつらいものがあります。
こうしてパソコンに向かっている間にも10匹以上取った。
さてエルニーニョ現象の影響でか全国的なものの様ですが小諸は夏から一滴の雨も降らずカラカラの陽気が続いています。なにしろ稲こきをしようとすると稲の藁の方までパラパラと折れて混ざってしまって農家はだいぶ参ったようです。 報道では米の豊作を伝えているし都会に暮らして居たら多分知らないで過ごしてしまう事が随分あるのだなーと実感します。
林檎も農水省が豊作を報じたとたん値が下がってしまい手間賃も出ないと木に成ったまま放置されている物が目だちます。
この秋、茸が楽しみだったのに雨が降らないため殆ど全滅状態で、いままで出た事の無い猪が山や畑を荒らしまわり野犬まで出没。なんだか変だねーと皆が話しています。
晴れている事を良い天気だなんて誰がいいだしたのかニュースなどで明日も良い天気などと言ってるのを聞くと都会にしか顔を向けてないなあと思ってしまうこの頃です。
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